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ご報告 徳正寺内施設

庫裡改修状況

4月より始まりました徳正寺庫裡の改修は、現場の皆さんが最善を尽くしてくださりながら進んでいます。

工事の進行は、壊しては作り、作っては壊し…。それが現場各所で行われており、複雑な段取りが必要であることが伺えます。

部分解体を進めていくうちに発覚するのは、想像以上に激しかった傷みの現状でした。



築100年。その間ほとんど手が加えられないまま朽ちていた箇所や、増改築や荷物などにより塞がれていた箇所に侵入していたシロアリの被害などが各所に見つかります。

特に傷みが激しく、耐震面でも問題が生じるであろう、南側の壁面や柱、大黒柱からの梁については、鉄骨をかませながら補強を行うこととなりました。

蟻道に蝕まれた柱
蟻道は梁まで伸びており、梁の内部もシロアリに喰われてスカスカになっていました。
さらに上の方の木材にまで侵食が見られます。
さらに、壁を抜いてみると、土台部分の木は無くなっており、柱が宙に浮いているような状態になっていたのです。
鉄骨でしっかりと補強してもらっています。

予想外の状況も柔軟に対応してくださりながら、ほかの箇所でも細やかな補強を施していただいています。

(つづく)

「庫裡改修状況」への2件の返信

庫裏の工事、普通の民家とは違って難しいうえに、シロアリまで…。でも、早めに改修されて、よかったかも。シロアリたちはびっくりしたことでしょうね。

シロアリたちも、すでに食べられるところは食べ切った後だったようでした…。

実際、この度の改修がなかったら、ふとしたところで大きな倒壊を招いていたかもしれません…。

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