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仏教婦人会報恩講

10月13日、徳正寺仏教婦人会報恩講が開催されました。

この度は、4年ぶりに『御斎(おとき)』を行うことになりました。
御斎とは、仏事に際しての食事(会食)を意味するものです。
宗祖親鸞聖人のご法事である報恩講に際しても、精進料理をみんなで用意し、みんなでいただきながら仏縁をよろこぶ、御斎の伝統があります。

開催にあたり、婦人会常任委員の皆さんが、無理なく続けられる献立など、計画を練りながら事前準備が進められました。

新しくなった門信徒スペース・厨房で、仏教婦人会の皆さんがご活躍くださり、見事に御斎が復活となりました。

合間で思い思いに休憩もとりながら、和気藹々とした和やかな時間が流れます。

こうして、60名分の配膳が整えられ、いよいよ本堂で仏教婦人会 報恩講を営みます。

今回の法話では、久しぶりの御斎ということで、若院が浄土真宗本願寺派の『食事のことば』について、変遷をお話しました。

江戸時代中期、本願寺第4代能化の日溪法霖和上が、華厳宗の鳳潭(ほうたん)師から「本願寺には食事の言葉は無いのか?」と尋ねられたとき、『対食偈』として即興で示されたものが、浄土真宗の食事のことばの起源となっています。

僧侶としての姿勢を示された箇所もありますが、食に向き合う上で仏教徒として大切にするべき内容が述べられたこの『対食偈』。
これもとに、浄土真宗本願寺派の食事のことばは始まり、時代に応じて言葉を変えながらも大切に唱和されています。

この『対食偈』のなかに、「此是保命薬餌(これはこれ保命の薬餌なり)」とあります。
「この食事は、生命を保たせていただく薬になるものです」という内容を、お説教などを通して、この地域の方は深く味わっておられたのだと思います。

その心が表された御斎料理が『丸薬(がんやく)』です。

砂糖で味を整えたきなこをまぶした丸いおにぎりなのですが、徳正寺をはじめ下黒瀬地域の報恩講などで、伝統的に作られてきました。
主食であるお米をきなこで金色に見せてあるなど、まさに『保命の薬』を象徴した一品であることが、その名前からも伺えます。

そして御斎の時間。皆さん、食事のことばを申されておいしくいただかれました。

仏教婦人会の皆様のご尽力あってこそ開催することができる御斎の席。
徳正寺の報恩講法座でも長らく中断していた御斎ですが、本年は12月6日、朝席と昼席の間に開催する予定です。

仏教婦人会の皆様、この麗しい伝統行事の継承に、引き続きお力添えくださいますよう、よろしくお願いいたします。

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