7月21日、令和6年度の勝縁廟 総追悼法要をお勤めいたしました。
徳正寺納骨堂勝縁廟にご納骨されているご家族にご案内をし、先立ち仏となられた方々を追慕してお勤めさせていただいているご法要。
法要の開始に先立って、まずはオープニング映像の上演を行いました。
そしてご法要。
昨年と同様、正信偈和讃譜でのお勤めを行いました。
法要に引き続いて法話。
本年は「五つの不思議」についてお話しをさせていただきました。
1、生きとし生けるもの数を計り知ることができない「衆生多少不可思議」
2、私たちの行いは、同じようにやったとしても、同様の結果を得られるとは限らない「業力不可思議」
3、天気・天候は私たちの思い通りにならない「龍力不可思議」
4、時に、人が人の能力を超えた力を発揮することがある「禅定力不可思議」
5、仏のすくいのはたらきに私たちがであっていく「仏法力不可思議」
私たちは、自分の想いを超えたものに出会っていくとき、「不思議」と言葉にしていきますが、仏縁を通して味わったとき、大きな気づきをいただくきっかけになっていくのではないでしょうか。
本来であれば、仏の教えに見向きもしようとしない私が、仏となっていかれた亡き方々からの不思議なはたらきかけによって、仏前に座り、手を合わせる。
知らず知らずのうちに思いもよらない仏法力不可思議のなかに私たちの歩みをいただいているのです。
こうして、本年度の法要は閉式となり、参詣者の皆様はそれぞれに納骨堂へのご参拝をいただく時間をもたせていただきました。
なお、勝縁廟法要よりお盆の期間まで、勝縁廟には『盆灯籠カード』の設置をしております。
ご参拝の印としても、ひろくご利用ください。
また、法要の後には親子和太鼓クラブ『和楽合(わらい)』の皆さんが、奉納演奏を行なってくださいました。
境内に響く太鼓の音に元気をいただく時間となりました。有り難うございました。