11月12日に、徳正寺仏教壮年会の主催による、仏教講座が開催されました。
令和3年から、公開講座として開催している仏教講座、本年は、呉市豊浜町・登照寺より服部法樹師にお越しいただき、『親鸞聖人のお念仏』と題して、ご講話をいただきました。
行信教校で「阿弥陀さまは本当にいらっしゃるのか?」という学生からの質問に対して、三田秀道先生が「いらっしゃいますとも。なぜなら、そもそも私たちは仏教嫌いにできている、そんな私の口から南無阿弥陀仏のお念仏が出てくださることが何よりの証拠です」とおっしゃったエピソードなどを紹介されながら、「力用(りきゆう)」についてお話くださいました。
力(ちから)そのものは見えないけれど、動きや、変化があるところに、そのはたらきは見えることを、さまざまな例えをもってご説明くださいました。
本来仏教に向き合おうともしないはずの私を、お念仏を申す身に変えていく阿弥陀さまのはたらき。そのおちからを一身にいただいていることを味わうひとときとなりました。
また、親鸞聖人と法然聖人のエピソードを交えながら、親鸞聖人が生涯をかけて味わっていかれたお念仏のおこころについて、丁寧にご講義くださいました。
ちなみに、この度の仏教講座の前日11日には、本堂の準備に伴って、仏教婦人会有志の皆様により、報恩講を前にした仏具の「おみがき」も行われました。
美しくなった荘厳で、いよいよ報恩講を迎えさせていただきます。