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ご報告

得度のご報告

令和5年8月9日、新発意・應河が得度式を受式し、浄土真宗本願寺派の僧侶にならせていただきました。

「得度」は、出家して僧侶となることを意味する言葉です。
徳正寺が属する浄土真宗本願寺派においては、京都のご本山、本願寺において得度式が執り行われます。

得度式を受けるにあたり、京都市桂にある、本願寺西山別院に併設された研修道場(得度習礼所)にて、「得度習礼」に臨みます。

「習礼(しゅらい)」は、儀礼作法の予習・練習(いわゆる予行演習)を意味しており、得度習礼は、得度式に臨むにあたっての最終的な確認や学びを行う場です。

合計11日間の得度習礼。外部との連絡も一切遮断されたなかで得度に臨む方々と学びを深めながら集団生活を行います。その期間中に剃髪をし、心身ともに整えた上で得度式を受けるのです。

8月10日、出所の風景。
こうして、すべての日程を終えて、晴れて僧侶の仲間入りをさせていただきました。

ちなみに、本願寺派では、得度して僧侶になった者に授与されるものが4つあります。

度牒(どちょう)、法名、黄袈裟、御本典(教行信証)です。


『度牒』は、僧侶としての身分証にあたるもので、古くは朝廷(国家政府)から交付されていたものです。
現在は、僧籍(僧侶としての籍)を登録された宗派・ご本山より交付されるようになっています。

『法名』は、仏弟子としての名前、僧侶としての名前です。お釈迦様の弟子になる意味を込めて釋の字を冠しています。

『黄袈裟』は、学業にある僧侶が身につける袈裟で、本願寺派においては、安居における学僧の制服となるものです。み教えを学び続ける姿勢の象徴となるお袈裟として、得度にあたって授与されます。

『御本典(教行信証)』は、親鸞聖人の著された、浄土真宗の根本聖典です。親鸞聖人の み教えを授かることを意味しています。
徳正寺の本堂にて得度の奉告。
住職・若院・新発意の三代でお勤めさせていただく尊いご縁を慶ばせていただきました。
それぞれ、自身が得度した際に授かった黄袈裟にて。


應河が、僧侶としての歩みを始めさせていただきましたことをご報告いたしますとともに、これから御門信徒の皆様のもとにお参りで伺わせていただくことにもなってまいります。

皆様のお育てを賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。

「得度のご報告」への8件の返信

新発意・應河様
得度式の受式 おめでとうございます✨
心よりお慶び申し上げます。

ありがとうございます!
法灯を継承していけるよう、努めてまいりたいと思います!

ご立派になられてびっくり。京都でのご経験を獅子吼で知らせていただきたいなぁ…。

ありがとうございます!
獅子吼は現在制作中で、予定より少し遅くなりますが、10月には発行したいと思っております。
ご報告することが多数あります…。

ありがとうございます!
大きく動きはじめる年になりました。
次代につなげるための踏ん張りどころだと思ってます。

おめでとうございます。
私も来年2月にお得度に参ります。コロナの影響で1年待ちでした。
以前とは得度中の内容もいろいろ変わってきていると聞くことが多いのでお伺いできたら,と思います。よろしかったら得度中の生活や暗記、テストなどメールで返信いただけたら嬉しいです。

スエヒラ様
有難うございます。
これから得度習礼に臨まれるのですね。
新発意に尋ね、確認した部分で従来の内容から変化した部分は、主に『領解文』にまつわるものでした。
従来の項目に『新しい領解文』の暗記・暗唱をすることが追加され、得度式での領解出言は『新しい領解文』で行われた…とのことです。
不安も多くあられるかとは思いますが、習礼中にご指導いただけるものばかりですので、得度習礼の申し込み冊子に書かれてある内容を確認されて準備していかれるのがよろしいかと思います。

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