3月19日、20日は、春のお彼岸のご法座でした。
ご講師は、安浦町信楽寺のご住職、広幡康祐師。
仏教は目覚めの教えであり、気付きの教えであることをお示しくださり、お説教を通して、多くの気づきを与えてくださいました。
仏説阿弥陀経には、お浄土に咲く大輪の蓮華は、それぞれに青色は青く輝き、黄色は黄色く輝き、赤色は赤く輝き、白色は白く輝くと、説かれています。
青色が黄色く輝いたり、赤色が白く輝いたりするような不思議を説いているわけではありません。
『あたりまえ』のことが『あたりまえ』に存在できる世界が阿弥陀さまの世界です。しかし私たちの世界はどうでしょうか?
この問いかけを通して、私たちが「あたりまえ」と思っていた常識や、行ってきたことを、振り返らせていただく時間をいただきました。
思い返せば、昨年の春はコロナウイルス感染拡大防止の観点から、3月から5月のご法座を開くことができませんでした。
現在は、対策を講じながらではありますが、ほぼ従来通りの開催ができるようになってきました。
改めて、ご法座を開いて聴聞させていただけるありがたさを噛みしめるお彼岸となりました。