12月5日、6日は報恩講のご法座をお勤めいたしました。
本年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、お斎を中止とした他、6日昼席の御満座における法要も、法中寺院の勤め合いも取りやめることとなりました。
それでも報恩講は、宗祖親鸞聖人のご遺徳を偲び、お念仏のみ教えをともによろこばせていただく、浄土真宗で最も大切な法要ですから、徳正寺の寺族が丁寧に勤めさせていただきました。
報恩講法座のご講師は、竹田嘉円 師(呉市本通・明円寺ご住職)。
仏教とはどのような教えなのかということを、お釈迦さまご在世の頃の説話や、譬えを用いて丁寧にお話くださいました。
また、「あんまり言いとうない…」ような、僧侶としての苦悩なども正直にお話しくださるなかに、仏さまのようにはなれない自分自身の生き方を改めて振りかえる時間をいただきました。