前回の投稿でお伝えした、防湿シート、断熱材の施工に続いて、基礎工事が着々と進んでいます。
この度の基礎は建築物の立ち上がり部分だけではなく、床下全面を鉄筋コンクリートにして、耐震性、耐久性だけでなく、防湿対策にも優れた「べた基礎」が採用されています。
まず、型枠の内側に「配筋(はいきん)」が行われていきました。
図面に従って、鉄筋が立体パズルのように組まれていきます。
そして、いよいよ、コンクリートが流し込まれていきます。
実はここから、左官さんが丁寧な手仕事で、鏡面のように美しくコンクリートの表面を仕上げていかれました。
ここは、普段は見えない床下部分になるので、そこまでしなくても良いようにも思える場所です。
それでも、「定期的な床下の掃除やメンテナンスが行いやすくなるように」と、かけてくださった一手間。
より美しい仕上がりとなっていくのを拝見しながら、そこに込められた細やかな心配りの尊さを感じずにはおれませんでした。
このように、勝縁廟の施工に関わる方々が、細部にわたって妥協せず、丁寧なお仕事を重ねてくださっていることを大変うれしく思い、日々有難く感じています。