前回お伝えした勝縁廟の床下空調換気システムは、床下の空気の状態がとても重要です。
そのため、勝縁廟を設計された柴田安章さんは、床下の空気清浄に竹炭を利用することを提案してくださっていました。
そこで、お願いすることになったのが、地元・黒瀬町の『竹炭部』です。
実は、黒瀬町津江の竹で竹炭を作る活動を『竹炭部』の皆さんが長年続けていらっしゃいます。
竹炭部には、徳正寺ご門徒の松原寛さんも参加しておられます。
松原さんにお願いをして、300kgという大量の竹炭を準備していただくことになりました。
竹炭制作は、黒瀬町津江の一角で行われています。
こうして、竹炭の効果も加えて、床下空調換気システムを最大限に活用できる状態が作られていきました。
勝縁廟を初めて訪れた方は、館内に入ったときに決まって「いい香り」とおっしゃいます。
そのように感じられるのは、黒瀬の竹炭によってきれいに浄化された空気が届いているからでしょう。
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