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徳正寺納骨堂 勝縁廟

外構工事(広場)

勝縁廟には建立計画の段階から、憩いの場を設置することを考えてきました。

散歩コースになったり、少し腰掛けて話をしたり、そういう「ほっ」とできる広場作りも、この外構工事における大事な要素でした。

広場は、ゆっくり歩いて回れるよう、石畳による回廊が作られます。
その石畳は、境内のデコボコになっていたものを外して移設しました。
そして、広場の中心には植樹用の囲いが組まれ
駐車場のユズリハの樹を移植します。
ユズリハには、春に若芽が出ると、前年の葉が、それに譲るように葉を落とします。代々受け継がれていくその特徴から、「世代交代」や「若返り」を象徴する樹ともいわれます。
シンボルツリーとなるユズリハには、勝縁廟が相続されていくお廟となっていく願いが込められています。

そして、広場と勝縁廟の間には、東の駐車場からの歩道が整えられます。

真っ直ぐではなく、ゆるやかにカーブした、小さな川が流れるようなイメージです。
歩道にコンクリート、広場には砂利が敷かれて完成となりました。
勝縁廟の中から見ると、広場の景色が、フレームに収まった絵のように感じられて、趣深いです。

こうして、残る外構工事はアスファルト舗装を待つばかりとなりました。

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