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徳正寺納骨堂 勝縁廟

地盤補強工事

11月1日より、徳正寺納骨堂勝縁廟の地盤を補強する工事が開始されました。

建立予定地は、もともと田畑として利用されていた土地で、地盤調査の結果からも、地盤補強は必要との判断がなされていました。


この度の地盤補強工事は、先端翼付き鋼管を用いた杭状地盤補強工法が採用され、地盤調査も行ってくださった黒瀬の出雲建設さんによる手際のよい連携作業で、2〜7mの鋼管杭74本が強固な地盤(支持層)に向けて打ち込まれていきました。


打ち込まれた鋼管
つか立ての間隔に打ち込まれています。
全74本がたった2日間できれいに埋設されました。

地盤補強について、当初は、基礎になる部分の土にセメントを混ぜ込んで地盤を強化する表層改良工法が予定されていました。しかし、現場での検討をしてくださるなかに、この度の工法へと計画が変更されました。

おおまかに図説すると、このような感じです。

結果的に、当初の予定よりも早く次の工程に移れる上、より強固な地盤補強となっているとお聞きしています。

埋まった鋼管は、いまは先端しか見えませんが、一番深いところでは地中7mまで鋼管が入っています。例えるなら、建物を深いところから支える根っこのようです。

「地上の花に想いを寄せるひとは多いが、地中の根を想う人は少ない」

という法語があります。
これから出来あがっていく素晴らしい建物に想いを寄せるとき、その建物を深いところから支えているものがあることを忘れずにいたいと思います。

明日、4日からは、基礎部分の余分な土を取り除く作業が始まります。

「地盤補強工事」への2件の返信

この度は弊社の社員にお気遣いして頂きまして大変ありがとうございます。喜びと同時に使命感を強く感じた現場でした。地盤補強工事は目に見えない仕事で派手さはないのですが、重要な部分として考えております。徳正寺様の納骨堂勝縁廟が尊いご縁を繋ぐ素晴らしい建物になる事を願っております。ありがとうございました。

吾郷様
先ほどは妻と息子がお世話になりました。また、さっそくにコメントをいただき、誠にありがとうございます。
出雲さんの社員さんは皆さん本当に温かなお人柄で、こちらも安心してお仕事をお任せすることができました。
ブログには書ききれないほどの素晴らしいチームワークで、迅速・丁寧・真っ直ぐに、惚れ惚れするような地盤補強を完成してくださったこと、心より感謝しております。
たくさんの御勝縁に恵まれ、支えられて、建立させていただくこのお堂。皆様に愛される、持続可能な建物を目指して、これからも精進いたします。

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