5月に入り、勝縁廟の外構工事がスタートしました。
外構工事の打ち合わせに際して、施工してくださる皆さんが口を揃えて言われるのは「勾配」についてでした。
雨が降った時の水捌けについて、きちんと水勾配を取らないと、水が溜まってしまい、建物のためにもよくありません。
勝縁廟は基礎を高めにして建てられていますが、そもそもの土地が、立地的に高い位置にあるわけではなく、水路までの水の勾配も非常に取りにくい状態だったのです。
「水は、高いところから低いところに流れていく」
お釈迦様の時代以前から変わっていない法則のはずですが、こうして問題に直面してみないと、そんな当たり前のことも深く考えることが無かったと思い知らされました。
それでも、なんとかうまく排水されるよう、検討に検討が重ねられて方向性が決まり、施工がスタートしました。
また、東側の駐車場を作るための整地作業も進められていきました。
こうして、勾配を考えながらの外構工事は進んでいきました。
(つづく)