6月28日、学生さんを対象にした徳正寺納骨堂勝縁廟の設計見学会が開催されました。
これは、勝縁廟の設計監理を請け負ってくださった(株)NSP設計が主催となり、実現した企画です。

見学会には県内外から建築に興味をもつ学生が参加。
勝縁廟の設計士・柴田安章さんが自ら、設計コンセプトをはじめとした建築秘話を解説されました。




最初に現地で建物を体感してもらいながら、構造的特徴をひとつずつ説明。同様の機構を用いて建築設計を行う場合の注意点なども丁寧に解説され、学生の皆さんも真剣に耳を傾けていました。
現地解説の後は、客殿でスライドを用いての説明。


設計を進める際に留意することや、勝縁廟の設計を進めていく上でのコンセプトや、仕様の変遷、構造・施工上の工夫など、濃密な講演が行われました。

また、徳正寺からも寺族を代表して、SDGsの視点から『住み続けられる街づくりと納骨堂』と題して、持続可能な循環の仕組みや、納骨堂が地域に果たす役割について、有谿譲葉が説明を行いました。
その後質疑応答でも、学生から建築・設計に関する活発な質問が飛び、とても充実した見学会となりました。

ご参加くださった学生の皆様、NSP設計の皆様、誠に有難うございました。