8月下旬、御本尊の御安置替えも終わり、9月より仮本堂での仏事が始まりました。来年の10月までのおよそ1年間は、こちらで御法座や上法事を行って参ります。
仮本堂では席数が最大40席となっており、お参りの人数によっては、少し寄せ合っていただくことになりそうですが、御本尊を間近で拝見していただけるようにもなっております。

徳正寺の御本尊は、寛永17年(1640年)1月21日、寺基を現在の場所に移した際、ご本山より寺號(寺院名称)認可とともに下附された木佛と伝えられています。
明治9年(1876年)には、傷みが激しかったため、京都において修復された記録があります。
明治35年に本堂・庫裡が焼失した際も、数々の法物類とともに持ち出され、火災を免れています。

経年の傷みなども見受けられますが、細かい装飾の美しさなどもこの機会に改めてご覧いただき、感じていただけたらと思います。
今後とも御法座等、お誘い合わせの上、お参りください。